年齢に合わせた歯の健康へのアプローチ

年齢とともに、歯や口の健康状態は変化していきます。
歯を健康に保つには、あなたの年齢に応じた適切なケアをすることが大切です。

まず、幼い子どものうちは習慣作りが大切です。
毎食後歯を磨く“習慣”、規則正しい食生活を送る“習慣”、定期的に歯科検診を受ける“習慣”などをきちんと身につけましょう。
幼い頃に身についた習慣は、一生物として大人になっても続けられるようになりますので、ご家族でサポートしてしっかり身につけさせましょう。
中高生頃になると、親の目から離れて食事をしたり、試験勉強等で遅い時間に夜食をとる機会も増えてくるでしょう。
そういったときでも、注意されなくても自らケアすることができるように、幼少期の習慣付けは大切です。

成人した後は、虫歯だけでなく歯周病のリスクに特に注意しましょう。
歯周病は生活習慣病とも言われているように、不規則な食生活や飲酒、喫煙、ストレスなどは歯周病の原因になります。
仕事や家事育児で忙しくなると、自分自身のことは二の次になってしまいがちですが、これまで以上に丁寧なケアが必要になってくる年代です。

また、高齢の方に注意していただきたいのは、入れ歯やインプラントなどの補綴治療についてです。
合わない入れ歯や古い詰め物をそのまま放置していませんか？
これらをそのままにしておくと、他の歯や顎、粘膜に負荷がかかって痛みを引き起こし、口内環境の悪化に繋がります。
口内に違和感を感じたら、すぐに歯科医師に相談しましょう。

年齢に合わせた歯の健康へのアプローチは、一人ひとりの生活環境や健康状態によって異なります。
ですが、どの年代においても、歯磨きと歯科検診を主軸として、適切なケアを行うことが最も大切です。